こんにちは。
埼玉県川口市のお菓子・料理教室キッチンパフェ講師の鈴木里奈です。

今回は様々なお菓子に利用できる手作りできる簡単キャラメルソースの作り方を工程写真と共にご紹介します!

上白糖を少量の水で湿らせて中火で加熱します。(今回は上白糖をしているため、白濁したような泡ですが、グラニュー糖を使うとはじめから透明度が高いため、より温度による変化が明確です!)

沸騰前は鍋の中身を混ぜてよいですが、水分が全て蒸発して糖液だけになってからはかき混ぜNGです。
かき混ぜた衝撃で糖の核ができてしまうと、そこから結晶状に固まってザラザラした状態になるんです。
(ナッツの糖衣掛けなどを作る時はかき混ぜる時がありますが、今回なめらかに仕上げたいのでかき混ぜません)

沸騰するまでは、比較的大きな「ぐつぐつ」音ですが、100℃を超えてくると音が静かになり、ぷくぷくした泡に粘りが出てきます。

そのまま加熱を続けると、ほんのり色づいてきましたね。
この色の時はすでに140℃超えです。

鍋を傾けて中身の過熱状態を均一にします。

更に色づきました。150℃前後です。

150℃を超えてべっこう飴の色になりました。

いよいよ160℃を超え、褐色に色づいてきました。泡が消えて透明度が増しました。
ここで火を消します。余熱でどんどん色づいていくので、この色になったら火を止めると覚えて頂ければよいですね!

(プリンのカラメルソースを作る時は、更に180℃位まで加熱すると濃い褐色になります。ビターなキャラメルソースにしたい時は、もう少し濃いめの色になるようにしても良いでしょう。しかし、一歩間違えると焦げ臭くなってしまうので注意してくださいね)

常温の(または少し温めた)生クリームを少しずつ注ぎます。
ほんの少し入れただけでもこれだけ嵩が増します。
少し注いでは様子を見て、落ち着いたらまた少し注ぐということを繰り返します。
一度に加えてしまったり、冷たいまま注いでしまうと火傷や怪我につながりますので十分注意しましょう。

温度が自然に下がると、クリームを入れてもじゅわーっとならずに安心です。

生クリームを全て注ぎ終わったら中身を優しく混ぜます。
塩キャラメルソースにしたい時はここで入れると良いでしょう!

ほんのりとろみがあり、ツヤがある状態なら出来上がり!
まだ熱いのでとろみが弱いのですが、粗熱が取れるとしっかりとした粘りのあるソースになります。

このままでも美味しいキャラメルソース♡
応用としては、カップケーキやパウンドケーキ、チーズケーキ、カスタードクリームやバタークリーム、ムースのベース、ケーキのグラサージュなどなど・・・(◍>◡<◍)

キャラメルを使ったレッスンキャラメルソースのベイクドチーズタルトや、
チョコとナッツのムースの様子もご覧ください!
詳しい作り方や応用などに興味がある方は是非キッチンパフェにお越し下さいね♪

それでは引き続きキッチンパフェを宜しくお願いいたします!