こんにちは。
埼玉県川口市のお菓子教室キッチンパフェ講師の鈴木里奈です。

今回は、定期的にコンサルティングのお仕事でお伺いしている、
埼玉県東部にある福祉施設での商品開発共同試作の様子をご紹介します★

こちらの福祉施設では、パンやお菓子を製造するパン工房の他に、クリーニング業務、内職業務など様々な業務を請け負っています。
パン工房では専任の職員さん主導のもと、通所されている利用者さん方と共に商品作りをしています。

こちらの施設でパン工房の職員(スタッフ)様向けのコンサルティングを開始してから早4年が経ちます。

昨年から少しずつ職員さんの入れ替わりがあり、今年3月に全員が入れ替わりました。
そこで、ここ2年程は3か月に1度だった訪問を月1回に戻し、
商品全般を改めて見直したり、職員(スタッフ)さんの業務見直しを図ったり、
「年間スケジュールの立て方」「働き方の見直し」
「コミュニケーション力アップのための内容」などを組み込み、コンサルティングを行うことになりました。

今回の内容は抹茶を使ったパンとお菓子の確認です。

「抹茶の冷凍板生地に抹茶小豆餡を合わせて期間限定商品を作りたい」
「職員(スタッフ)だけでなく、福祉施設利用者さんが戸惑うことなく作ることができる成形を教えて欲しい」とのご要望でした。

以前このブログにも乗せた「桜あんぱん」のような成形をベースに、数パターンの「華やかに見えて簡単にできる成形」をお伝えしました。

まずは、当日施設にお伺いする前に自宅で作成したパンの写真を撮影しておき、それを皆さんにお見せしました。

上記のパンを持参し、目の前でカットして断面を見て、試食して、成形の違いによる食感の違いなどを把握して頂きます。
「これから作るものがどのようなイメージになるのか」予めイメージしやすくするためです。

抹茶の板生地で餡を包み、3種の成形をしたところ。
このほか、菓子生地でコッペパン成形のデモもお見せしました。

大きさ、高さを測っておきます。
誰が作っても同じように作れることができるようにするためです。
(奥はチョコの板生地で成形したもの)

発酵させ、塗り卵をしているところ。
奥に見えるものは菓子パン生地でふっくらコッペパンの形にしたものです。

こちらが焼成後。再度大きさや焼き具合を確認します。

毎回、商品作りのアドバイスと同時進行でミーティングを進めています。
工房での進捗状況を確認したり、働きやすい環境づくりのための業務を見直したり、様々なご報告を受けたり。

皆様とても前向きで良い商品作りのために頑張っています。
地域の方、多くの方に愛されるブランドにしていくため、試行錯誤しながら様々な商品を生み出してきました。

これからもコンサルを続けて参ります!ともに頑張りましょう★

連休明けから販売をスタートの抹茶のお菓子です。(各種、試食用に頂いてまいりました)

素敵な限定商品が、沢山のお客様のお手元に届きますように!!