こんにちは。
埼玉県川口市のお菓子・料理教室キッチンパフェ講師の鈴木里奈です。

今回はS様のレッスンの様子をご覧ください!
(S様、お顔や作業風景、作品写真の掲載許可を頂きまして誠に有難うございます)

今回は以前からご興味をお持ちだったコーヒー抽出に挑戦されました★

今回のレッスンを組み立てるにあたり、より楽しく学んで頂くことを考え、
「約20種類の焙煎、産地違いのコーヒー」
「ミルク・シュガー類(クリーム、パントリークリーム、牛乳、フレッシュ、シロップ、コーヒーシュガーなど)」
「ペアリングフード(チーズや焼き菓子、ドライフルーツやナッツ、チョコなど)」
を準備しました。

・コーヒーを美味しく抽出する方法を知ること
・ご自身の好みの種類や焙煎を知って食べ物と合わせられること

の2点を目的にレッスンを行いました。

まず、「コーヒーとは何か?」「抽出に必要な器具類」「抽出に適した温度」
「抽出に適した水」「コーヒー抽出の方法・技術」
など、
コーヒーに関する基本的な知識を学んで頂き、私の淹れ方レクチャーをご覧いただいた後、実際に体験して頂きました。

こちらをご覧ください!
左側:コーヒー豆(ブラジル)の焙煎前の状態
中央:コーヒー豆(ブラジル)の焙煎後の状態
右側:コーヒー豆(コロンビア)の焙煎後の状態

同じ産地の豆でも焙煎で色やこんなに大きさが変わります!
そして産地により豆の大きさにも違いがありますね。

今回は、ご自宅で再現しやすいペーパードリップで抽出します。
ドリッパーには色々な形があり、代表的な2つが台形型ドリッパー円錐型ドリッパーです。
2つのドリッパーによる抽出速度、味の違いなどを見て頂くため、同じ条件の淹れ方で抽出後の味や風味の違いを見ていただきました。

抽出後のドリッパー内のコーヒー粉の形状写真です。
コーヒー粉が抽出後にどのような形になっているかで、美味しく淹れることができたか予測できるんです。
初めてのドリップでこのような形になっていれば、かなり上手に抽出できたということ。

↓↓↓
良い状態ってどんな形かというと、ベストなのはこのような形だといわれます。
抽出後のペーパーフィルター側面にコーヒー粉が均一な厚みで張り付き、底は平らな状態です。

つぎに、ブラジル産の焙煎度の違う6種類のコーヒーを淹れて飲み比べをします。
(ブラジル産のコーヒーはブレンドコーヒーのベースに使われることが多いんですよ!)

1杯用のドリップパックにコーヒーを量りながら入れます。

抽出していきます。

試飲開始!
「同じ種類なのに、味も香りもかなり違うように感じますね!」とS様。
同じコーヒー豆でも、焙煎(焼き加減)の違いで、味が大きく変わることを驚かれていました。

試飲しながら、産地、焙煎度、本来のコーヒーの特徴、どの焙煎からミルクが必要と感じるか、どんな食べ物と相性が良さそうか・・・など、テキストに記入しながら進めて行きます。

続けて、産地別のコーヒーの抽出と飲み比べを行います。
アラビカ種、ロブスタ種の違い、アラビカ種の中でも苦みやコクのあるもの、酸味のあるもの、マイルドなもの・・・など。

産地(土地の特徴)、生成方法による味の違い、味の表現などをお伝えしながら好みを探っていきました。

このほか、ブレンドされたコーヒーの味を見て頂いたり、
アイスコーヒーに向いている焙煎や淹れ方などお伝えして実践して頂くうち、あっという間にレッスン時間が過ぎました。

好みのコーヒー(以下のもの)をお選び頂き、ペアリングフードと共にお持ち帰り頂きました。
これで、ご自宅でもペアリングの続きができますね!

「同じコーヒーという飲み物でも、味が全く違うので驚きました。」
「とても楽しかったです。これからコーヒーを選ぶ時の目安が明確になりました!」とS様。

ご自宅で楽しむうえで、知識があるともっと楽しくなりますよね♪

S様、早速奥様と共にドリップコーヒーを楽しまれたそうです。
素敵な時間が過ごせたようで良かったですね!

次回はホッと落ち着くような和食メニューをどうぞお楽しみに★