こんにちは。
埼玉県川口市のお菓子・料理教室キッチンパフェ講師の鈴木里奈です。

毎月1回のペースで通ってくださっているA様の、レッスンの様子をご覧ください。
(A様、お顔写真や作品写真の掲載許可を頂き、誠にありがとうございます!)

A様のレッスンは、お菓子⇒料理⇒お菓子⇒料理の順に行っており、今回はお菓子レッスンを行いました★

「母のバースデーが近いのでサプライズで母の大好きなズコットを作りたいです♡」
というA様のご要望にお応えするため、
お好みの味をお伺いしてオリジナルレシピのズコットをご紹介!!

ズコットは、イタリアのフィレンツェで生まれた丸いドーム型のセミフレッドケーキです。
セミフレッドとは半解凍のデザートのことで、アイスケーキのようなイメージですね。
ズコットの語源はなんと「ズッカ(zucca)→かぼちゃ」が由来の聖職者の半球形頭巾「ズッケット」から来ているともいわれています。

現在はドーム状ケーキを「ズコット」という名称で販売しているケーキ屋さんが多いです。
刻んだナッツやドライフルーツ、チョコレートなどを詰めたものが王道です。

今回は王道の具材に相性の良いマスカルポーネを忍ばせました!

作品はこちらです!

それではレッスンの様子をご覧ください!

大きなシートタイプの生地をつくります。生地のもとを湯煎にかけて温めます。

こんもりした泡が立つまでしっかり泡立てていきます。

粉をふるいながら加えて切り混ぜます。

生地の一部を溶かしバターと合わせて比重を整えて、元の生地に戻して良く切り混ぜます。

ツヤのある生地になったら型に流し込みます。
今回は天板の上に敷き紙で型を作り、ココットで敷紙がズレないように押さえます。

A様、シート生地は初めてですが、
とても手際良く作業できています!すごい(≧▽≦)

シート生地の完成です。

均一な厚みを意識して生地を広げられたので、とても綺麗に焼き上がりました★

次にクリーム作りです。
マスカルポーネたっぷりのクリームを泡立てます。

ドーム生地の中に入れて、しっかりと形を保てるように硬めに泡立てます。

次にココアクリームを作ります。
中に入れるナッツとチョコを刻みます。

ココアクリームはブランデー(VSOP)で香りづけし、先程のマスカルポーネクリームと硬さを合わせ、刻んだナッツとチョコを加えてさっくり合わせます。

次にスポンジにたっぷり打つシロップを作ります。
実は、本来ご紹介する予定のレシピは、ブランデー(VSOP)をしっかり効かせて大人の味にするものでした。
レッスンの中でA様から「母はティラミスも好きなんです!」という追加情報が聞けました!
そこで、ブランデーシロップの中にフランス産の製菓用コーヒー濃縮エキスを加えてティラミス風に変えてしまいました♪

スポンジを半分の厚みにして、それぞれ三角形にカットします。
これが本格的なズコットのポイントでもあります★

ボウルを型にして、先ほどの三角形を組み合わせると・・・
帽子みたいですね♪

シロップをたっぷり浸み込ませたら、

ココアクリームをクリームを詰めていきます。

マスカルポーネクリームを重ねます。

最後に底生地で蓋をして、ラップをかけて冷蔵庫で生地を落ち着かせます。

今回は事前に準備していたココア生地を使用しましたが、もちろんプレーン生地でも構いません!

冷え固まった生地をボウルの型から外したところ。
コロンとして可愛く、まさに帽子です。

ナッペします。
ドーム生地のナッペでは、事前に形を掴み生地を削らないよう注意しながら作業します。

A様、ここでも手先の器用さを十二分に発揮しています★

ご試食用に準備したデザインを参考に仕上げていきます。
中身はティラミス味なのですが、春なので桜のデザインで仕上げます。

桜絞りのクリームはラズベリーピューレを加えて優しいピンクにしました!

アラザンをつけて華やかに。

チョコレートコポーで木の幹をイメージ!

どんな味だろうと思ってカットしたら大好きなティラミス味だったら嬉しいですよね!
これもまたサプライズの要素なのです♪

完成しました★
とっても華やかで素敵です(⋈◍>◡<◍)。✧♡

ご試食タイムの様子。
「うわぁ美味しいっ!!」
「これはお母さん、きっと喜ぶと思います♡」
「お父さんも欲しがるわぁ!」
とA様。

きっとお母様がご家族全員に分けてくれることでしょう♪

今回の試食用ケーキと、その断面図。

おまけ★撮影タイム!

次回のメニューは久しぶりのスパイス活用メニューです!
スペアリブの煮込みなどの料理レッスンです。
A様、どうぞお楽しみに♡