こんにちは。
埼玉県川口市のお菓子教室キッチンパフェ講師の鈴木里奈です。

今回はI様のレッスンの様子をご覧ください!
(I様、作業風景写真や作品写真の掲載許可を頂きまして誠に有難うございます)

I様は、5年程前にお菓子教室に通われていました。
その時は4、5名の集合レッスンで、先生の指示のもとお菓子を作っていたので、自分自身で一から作ることに多少の不安があったとのことでした。

その後、ご自宅でお菓子やパンを作られていたそうですが、
最近タルトを作った時、改めて「お菓子作りは楽しい!」と思ったのだそう。
「お菓子(パン)の知識・技術の再確認がしたい」
「自分自身で完璧にお菓子(パン)作りができるようになりたい」
「自身が作ったお菓子で家族に笑顔になって欲しい!」
という気持ちで、
色々な教室を探していて当教室にたてり着いて下さったのでした。

スポンジがうまく膨らまないというお悩みを伺いましたので、
初回レッスンはスポンジ作り中心のデコレーションケーキをご提案。
スポンジケーキの工程を繰り返し2回行うレッスンです!

1回目の工程は講師のデモンストレーション形式で細かくお見せしたうえで、2回目の工程をI様中心で行っていただきました。

こちらは型に合わせて敷き紙をカットしているところ。

卵を割りほぐして、しっかり混ぜてから砂糖を加えます。

湯煎にかけて卵液を40℃程度に温めます。
(湯煎のお湯の温度の確認なども行います)
卵は温めると表面張力がほぐれて泡立ちやすくなるからです。砂糖もしっかり溶かすことができます。

しっかり温まったら泡立て開始!
どんどん泡立っていきますね!

泡のキメを整えたら、粉をふるい入れて、
一定のリズムで切るように生地を混ぜていきます。

泡立てがきちんとできていると、何度混ぜても泡が消えません。

生地の一部を溶かしバターに加えてしっかり混ぜます。

生地の中に直接バターを加えて混ぜると、バターが生地の底に沈んでしまい、うまく混ざらずに失敗することがあります。
上記のように、生地の一部を先に溶かしバターの方に加えて混ぜておくと、生地同士の比重(質感)が整うので、元の生地に合わせた時に、スムーズに混ざり合います。

生地同士が綺麗に混ざりました。
焼く前の生地が、このようにツヤがあって滑らかな状態なら、ふっくらときめ細かく膨らむこと間違いなしです★

型に入れてオーブンへ。

2回目の生地を焼いている間に、冷ましてある1回目の生地を使いデコレーションに入ります。

I様のご要望は、
「桃と苺を使ったデコレーションがしてみたいです」
「できれば桃でバラのような花びら飾りがしたいです」
とのこと。

ご要望を叶えるべく、今回はナッペと絞りを私が担当し、
桃や苺の飾りをI様の、共同作業でデコレーションを行いました。

桃でバラを作るには「桃をできるだけ薄くカットする」ことがポイントです。
柔らかな花びらを表現できるからです。

クリームをケーキの中に挟む時、ナッペする時、それぞれにベストの硬さがあります。

生地をカットしてシロップを打ち、クリームの上に桃を乗せます。

桃の上にクリームを乗せ、上からスポンジを重ねて押さえます。
横から見たときに平らになっているか確認します!

いよいよ飾りです。バラの花びら飾りに挑戦頂きました!
とても綺麗に飾れています!!

まわりに苺を乗せ、フルーツにナパージュでツヤを出しました。
これだけでも十分素敵ですね。

I様が写真を撮っているところをパチリ!

まわりにアシンメトリーにクリームをシェル絞りして金箔をあしらえば、お店のようなクオリティーに!!

ご試食には事前に作成したショートケーキを。
苺の飾り方などもお伝えしながらお召し上がりいただきました。

「わぁ、ふわふわで美味しいです♡」と仰っていただけました。

「初回のレッスンドキドキしていましたが、3時間があっという間でした」
「ケーキ作りって本当に楽しいですねーっ!!」
「バラ飾りまでできるなんて、想像していた以上の出来でとっても嬉しかったです!!」
「家に帰ったら早速復習して自分でふわふわスポンジができるようになりたいです!!」とI様。

喜んで頂けて、私もとっても嬉しいです★
スポンジの知識・技術を固めるために、次回もスポンジ作りですね!
大好きなピンク色をクローズアップしたドレスケーキをどうぞお楽しみに゚+.゚p(●´∀`)q ゚+.゚